大晦日 今年および来年
ついに今年一年が終わりを迎えようとしています。今年1年を自身の人生の中で激動の1年であったと評価をしています。
開業を決め土地探しから始まり、建築業者の選定、機器の選定、住居の選定、スタッフの選定など、自分自身で決断しなければいけないことが多々ありました。起業というのは決断し続けなければ進まないことを実感し、最初は非常にもどかしい思いもしました。しかし、ありがたいことに周りに手助けをしていただける方が多数おり、その方達の助けと共に10月に開業を実現できたことは非常に嬉しく感じています。今まで自分が行ってきたことの繋がりで今の状況を作り出せたことを非常に幸福に思いますし、本当に手伝っていただけた方には感謝しております。
開業後も今まで市立病院で診ていた患者さんに多数来院して頂き非常に嬉しく思っています。スタッフとも歓迎会や忘年会などを開きつつ、仕事中も楽しい時間を過ごさせてもらっております。ストレスから解放されたのか開業当初から太ってしまいました。体が資本になりますので来年は気を付けたいと思います。
来年の目標
1、1時間以内の診察
当院では自前でPSA(前立腺癌のマーカー)を含め血液検査を行えるような体制を取っています。時間も30分前後で結果が出ますので、受付から1時間以内に診療が終わるように心がけていこうと思っております。ただ、現在は発熱外来も行っているため緊急の初診が多く、お待たせすることがあるかもしれません。インフルエンザの時期が終われば何とか達成できればと考えています。また、なにか避けられない用事等ある場合は事前に御相談いただければ対処できることもありますし、予約日、予約時間をずらして対応することもできます。基本は緊急処置の必要性、来院した順番、検査の結果が出た順番などで順番を決めています。勝手な用事で早く見てほしいなどは受け付けませんのでご了承お願い致します。予約の時間を取っていますがあくまで目安となります。初診が偶然多く来てしまったり、緊急の処置も対応しているため、その時間に運悪く当たってしまうとお待ちしてしまう可能性もありますので、時間に余裕をもって来院して頂けると幸いです。
2、麻酔下の前立腺生検などの検討
現在日帰りで前立腺生検を開始しております。その中で現在は無麻酔で行っていますが、脊椎麻酔下で行うことも検討したいと思っています。
3、手術の実施の検討
当院は手術室を備えており、日帰り手術の実施を検討しております。現在目標にしているのは経尿道的前立腺吊上術(PUL)や経尿道的水蒸気手術(WAVE)など前立腺肥大に対する手術や尿道切開術など低侵襲な手術を考えています。当初はできるだけ早く行っていこうと考えていましたが、発熱外来など対応していると難しいため、インフルエンザやコロナが落ち着いたところで始めたいと考えています。
4、地域医療への貢献
泌尿器自体が非常に少ないため開業すること自体が地域貢献につながっていると考えています。また、今回開業当初は考えていなかった発熱外来の対応も11月から開始しております。これは大田屋クリニックの佐藤Drのお話を聞く中で、大田屋クリニックさんで対応できない患者さん(大田屋クリニックさんがどれだけ混んでいるかご存じの方は多数いらっしゃると思います)をこちらでも診てほしいとの依頼があり、それに賛同して始めたものです。患者さんからは受診先を見つけるのも大変とのことで、対応することとしました。
5、院内、院外の飾りつけ
来院したときに同じでは面白くないなと感じていましたので、季節感を大事にして飾りつけを行っていこうと考えています。ハロウィンから始まり、クリスマス、正月ときて次は何にしようかと模索中です。来院して頂く中で目で季節感を楽しんでいただければと思います。
今年もあと少し。皆様良いお年を!